好きな音楽の要素について語りたい

こんにちは!
株式会社フィードフォースで EC Booster のエンジニアとしてプロダクトの開発に携わっている id:len_progです。

ecbooster.jp

この記事は feedforce Advent Calendar 2020 の 24 日目の記事です。

adventar.org

昨日はいがたさんの「ITベンチャー新卒5年目、中小企業診断士試験の勉強をした理由と得たもの」でした。
いがたさんとは仕事上で関わりがあるのですが、とにかく頭の良い人かつ人柄も非常に優しく話しやすいので、 日々、凄いなこの人…と思っています。
日々お忙しそうな中、中小企業診断士の勉強までこなしてしまうそのバイタリティは果たしてどこから来るのでしょうか…?

さて、いがたさんが非常に良い話をしてくださった直後かつ明日は最終日という大事なタイミングに申し訳ありませんが、
本日私からは「好きな音楽の要素」について語ろうと思っています。

まず、何故こんな話を所属企業のアドベントカレンダーでやろうと思ったかを語らせてください。

現在、弊社フィードフォースでは新型コロナウイルスなどの影響もあり、チーム内での合意が取れればフルリモートで働くという選択肢も取れる状況が続いています。
そして、自宅で働くとなると、人に話しかけられることがほぼなくなるので、オフィスで働いていた頃と比べて音楽を聴く機会がとても増えました。 (ちなみに元々フィードフォースではオフィスで音楽を聴いて良いのですが、気質の問題で周りに人が居るところでイヤホンで音楽を聴きながら仕事することに若干気が引けていました)
そして、色々な音楽を聴いているうちに、自分が好きになる音楽にはいくつか共通の要素があるということに気づきました。

このことをどこかで思いっきり語れないかな…と思っていたところに、ちょうどアドベントカレンダーの時期がやってきました。
せっかく枠もギリギリ空いているし、書く内容は趣味のことでも良いとのことだったので、思い切ってここで語ってみようと思った次第です。

というわけで、ここからは私の好きな音楽の要素の中から2つほどお話します。
どうかお付き合いください。

キャッチーな曲に入ってくるテクニカルな転調

私は、一見キャッチーでそこまでテクニカルさを全面に押し出していない音楽に、しれっとテクニカルな転調が入ってくるのがとても好きです。
それも、「ドヤ感」を感じない自然な転調が特に好きです。

これについては、最近のヒット曲に非常に分かりやすい実例があるのでご紹介します。

YOASOBI - 夜に駆ける

最近話題の YOASOBI の代表曲です。 ちなみに、MV が YouTube で1億回以上再生されてます。(凄すぎてどのくらい凄いのか分からないですね)

さて話を転調に持っていきますが、この曲は後半でBメロの後に1小節の無音(ブレイク)を挟んだ後、3:12 で突然半音下に転調します。
この転調の仕方はポップス音楽だとあまり聴かない(fripSideonly my railgun のギターソロ開けくらいしか思いつかないです)ものなので、最初聴いたときにはその大胆さにびっくりしました。

しかも、驚いたことにそれだけではなく、ラスサビに突入する際に更に1音半上に転調します。 (転調とは関係ないですが、このときに鳴っているピアノの駆け上がるフレーズがクライマックスに向かっている感じを出していて物凄く良いですね)
ただ転調してキーを上げるのではなく、一度下げてから上げることによって上がる転調のインパクトを出すことに成功しており、実に上手いやり方だなぁと最初に聴いたときに思ったのを今でも覚えています。

また、この楽曲のもうひとつ凄いところは、この転調に恐らく物語的意味が込められていることです。

この楽曲は、タナトスの誘惑という小説が題材になっています。(こちらから無料で読むことができます)
詳しく語ってしまうとネタバレになるので語りませんが、この小説を読んでから夜に駆けるを聴けば、転調するたびにハッとすることができることうけあいです。
最初から凄い転調だなぁと思ってはいましたが、小説を読んでから更に何倍も心に響いてくるようになって、やられたなぁと思いました。

ボーカル並にメロディアスなベースライン

私は、ベースは実はリード楽器なのではないか?と思っているほどメロディアスなベースラインが好きです。
基本的には曲のボトムを支えるベースが突然高音でメロディを奏で始める瞬間が、音楽を聴いていて一番テンションが上がる瞬間だと言っても過言ではないです。

とはいっても、突然語られても実際にどんなベースラインが好きかをお聴かせしないと意味が分からないと思うので、 先程と同じく実例を交えながら語っていきます。

L'Arc〜en〜Ciel - HONEY

L'Arc〜en〜Ciel の有名曲です。
特に 2:16~2:37 ぐらいまでベースが俺がボーカルだ!と言わんばかりの勢いで動いており、聴いていて、こんなにベースがメロディアスで怒られない?と謎の心配をしてしまいますが、非常にかっこいいです。

何故こんなにベースが際立っているのかを考えてみたのですが、ボーカルやコーラスはあまり細かく音程が動かず、ギターはシンプルなコードストローク、ドラムもトリッキーさのない8ビートで叩かれている中でベースだけ動き続けているからなんだろうなぁ、という結論に至りました。

また、サビに戻る直前のフレーズが激しい上下のグリッサンドで終わっているのも、非常に感情に訴えかけてきて良いですね。

LiSA - confidence driver

最近では紅蓮華が鬼滅の刃のアニメ OP になり大ヒットしたことで有名な、LiSA さんの楽曲です。
全体的にベースが歌い続けてる楽曲だと私は思っていますが、特に 2:48~3:00 あたりはもはやベースの方がボーカル(?)なのではないかと思うほどメロディアスなフレーズを奏でています。
なお、この曲は UNISON SQUARE GARDEN のベーシストである田淵智也さんが作曲しており、恐らくベースラインもご本人が考えていると思われます。
この方は UNISON SQUARE GARDEN の楽曲でも非常に良いベースラインを連発しているので、confidence driver のベースラインが良いと思った方は、そちらも是非チェックしてみてください。

おわりに

さて、物凄い勢いで語ってしまいましたがいかがでしたでしょうか。
私自身が作曲や編曲を趣味でやっているのもあり、ちょっと視点がずれてしまっているのではないかと心配していますが、少しでも面白いと思っていただけたなら幸いです。

明日はいよいよ弊社代表取締役、塚田さんの記事です!

それでは皆様、良いお年を。